FIGHTER-INTERVIEW

岡山ジム主催興行に向けての選手インタビュー特集です

第8回 岡山ジム主催興行 平松 弥インタビュー

第10試合 セントラルグループ presents セミファイナル INNOVATIONフライ級(50.8kg)王者認定戦 3分5回戦(延長1ラウンド)

 

スダ456(スダ・ジゴロ/BRING IT ON PARAESTRA AKK/MuayThaiOpenスーパーフライ級6位)

 

平松 弥(認定対象選手/ヒラマツ・ワタル/岡山ジム/INNOVATIONフライ級9位)


——アマチュアで輝かしい実績を積み、無敗でプロ初タイトル戦を迎え、ご体調とお気持ちはいかがでしょう?

 

体調はバッチリです! このチャンスを作っていただいた(岡山ジムの)田村相談役や馬木会長、その他、沢山の関係者への感謝を忘れずに、しっかりとベルトを巻いてジムの皆で笑って記念撮影したいです!

 

——数々のチャンピオンを輩出してきた西日本の名門、岡山ジムには、底抜けの明るさと団結力を諸所で感じます。

 

本当に楽しいジムです。ずっと笑っています。(馬木)樹里さんは優しいし、翔貴さんは面白いし、(タイ人トレーナーの)ウッ先生は頼もしくて最高です!

 

——平松選手といえば岡山の名物兄弟ですが、お兄さんの侑選手が、今回、ZAIMAXトーナメントの大勝負です。

 

2コ上の兄とはメチャクチャ仲良くて、ずっと一緒に練習してきましたから、僕はチャンピオン、お兄ちゃんは優勝で爆発したいです!

 

——若干17歳ではありますが、これまでの平松選手の来歴を聞かせてください。

 

お兄ちゃんと二人兄弟、倉敷市で生まれ育ちました。小さな頃から泣き虫で、小学校低学年までイジメられてました。

 

——格闘技との出会いは?

 

小1でキックボクシングを始めました。岡山ジムです。もちろん兄の影響です。

 

——稽古や練習は楽しかった?

 

それが人を殴るのが嫌で泣いてました。「頼むから英会話教室に変えてくれ」って親に頼んで(笑)。

 

——初試合は?

 

入門半年くらいでグローブ空手のトーナメントに出て3位になりました。そうなると段々楽しくもなってきて。

 

——小学校低学年までイジメられていたとのことですが、それだけ空手が強くても続いていた?

 

喧嘩の強さとイジメはあまり関係ないと思います。ただ、そのままだとどうにもならないのでイジメっ子の家に独りで乗り込んで話をして、それで解決しました。その時に格闘技経験が自信を持たせてくれていたことは間違いないです。

 

——それから練習と試合の日々?

 

はい、毎日10年、ここまでずっとです。学校から帰宅して親にジムまで送ってもらうルーティンを兄弟で。調子が悪かろうが、気が向かなかろうが、車で送ってくれる親が「はい、行くよー」と強制で(笑)。

 

——それが辛いとは?

 

小4くらいから負けなしで、隣の広島や関西などに遠征に行くのも含めて、メチャメチャ楽しくなっていました。

 

——すると将来の夢は?

 

K-1を見ていて武尊選手の大ファンだったので、やっぱりチャンピオンになりたいなって。地元の岡山ジム主催興行でも選手たちがスポットライトを浴びて花道を歩いて入場するのとかカッコイイなと。

 

——それが高校1年になってすぐのプロデビューで叶うわけです。それまで中学や高校で部活などは?

 

ずっとキック漬けです。

 

——鳴り物入りのプロでユーでしたが、それまでの実績は?

 

ベルトは7本獲りました。

 

——その前評判からデビュー戦の相手は、昨年1月17日、いきなりプロキャリア10戦を超す黒田直也選手で、ダウンを奪われて大ピンチながら猛反撃を繰り返し判定ドローとなりました。

 

あのダウンは焦りました。アマで経験のない「あっ」と思ったら倒れていた感じが忘れられません、勝てなかったのは悔しいですが、正直、負けなくてホッとしました。

 

——そこからハイペースで試合経験を積み、これまで6戦4勝2分、負けなしです。特に印象に残っている試合は?

 

石井寿来戦(2022年1月9日/判定2-0勝ち)と白幡太陽戦(2021年5月9日/判定3-0勝ち)が楽しかったです。特に石井選手は強くって、上手くて、やりにくかったです。

 

——そうして無敗で辿り着いたタイトルマッチ、対戦相手のスダ456(スダジゴロ)選手については?

 

独特の動きをしますよね。カーフキックやハイキックなど上手いと思います。ウッ先生と対策を練っていますが、内容は秘密です。

 

——平松選手ご自身は、どんな試合にしたいですか?

 

倒すに越したことはありませんが狙いすぎてもいけないのでセコンドの指示に集中します。けど、いく時はしっかりいって倒します! ガツガツし過ぎて焦らぬようにチャンスをじっくり狙いながら。

 

——そして、その勝利後はどんな希望を持たれているでしょう?

 

このベルトをきっかけに注目していただいて、大きな舞台、RIZINなどに出たいです!

リングネーム:平松 弥

フリガナ:ヒラマツ ワタル

所属:岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION

生年月日:2004年10月13日(17歳)

出身地;岡山県倉敷市

身長:168cm

戦型:オーソドックス

戦績:6戦4勝(1KO)2分

ステータス:INNOVATIONフライ級9位

※年齢や戦績は当時のものとなります