2023.05.21/第9回 岡山ジム主催興行


大会名 JAPAN KICKBOXING INNOVATION認定

第9回岡山ジム主催興行

岡山ジム創設50周年記念大会

日時 2023年5月21日(日) 開場・15:00

オープニングファイト開始・未定 本戦開始・16:30

会場 東京・豊洲PIT

https://toyosu-pit.team-smile.org/access

 

 

お問い合わせ 岡山ジム 086-441-5563 



▼第9試合 タムラグループ presents NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント決勝戦 3分5R(延⻑1R)

〇花岡 ⻯(橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/元INNOVATIONフライ級王者、元KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王者)

●HIROYUKI(RIKIX/元新日本フライ及びバンタム級王者)
判定3-0 ※49-48、50-47、50-47

 

 花岡はアマチュアで28冠で100戦以上のキャリアを誇り、’’平成最後の怪物’’と呼ばれる。既に過去には初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座戴冠歴もあり、最近はRISEにも参戦中。トーナメント初戦ではサンチャイ・TEPPENGYMに判定勝ち。本大会で行われた準決勝では、山田航暉の目の上を縦ヒジでカットした後、圧巻飛びヒザ蹴りで衝撃KOしている。

 

 対するHIROYUKIは、新日本キックボクシング協会で2階級制覇を達成。第6代日本フライ級王者、第12代日本バンタム級王者となっている。ド派手な技でKO勝利を収めることで知られている。本大会で行われた準決勝では、新日本キック時代からのライバル麗也に判定勝ちを収め、決勝戦へ進出した。

 

 1Rから右構えの両者は左ジャブ、ローなどで様子をうかがう。随所でHIROYUKIが左ジャブを当てて、ワンツーまで繋ぐ。積極的に圧をかけるHIROYUKI、花岡はやや下がりながらの攻撃にはなるが押されている印象はない。

 2R、スイッチを使いながらミドル、ロー、ワンツーと攻撃を散らす花岡。HIROYUKIもしっかりガードを固めて、ローを強打して対抗する。

 

 3R、花岡はHIROYUKIの圧に対して、顔面前蹴りで対抗。前蹴りでHIROYUKIを突き放し、ワンツーや左右フックを出す。

 

 

 4Rにはボディ打ちをめりこませ、本日の準決勝でKO勝ちを収めたヒザ蹴りを繰り出していく。HIROYUKIも辛抱強く攻撃を返すが、花岡の技のバリエーションとスピードを見せつける展開に。

 5Rにはヒザ蹴り、後ろ回し蹴りなどの攻撃を見せつつ、最後は近距離で打ち合い。HIROYUKIも気持ちを見せ、左右フックで打ち合い終了のゴングが鳴った。

 

 ジャッジは3者とも花岡を支持。リベンジに燃えるHIROYUKIを花岡が振り切って、トーナメント制覇を成し遂げた。

 

花岡のマイク:「これで僕、ヒジありバンタム級日本1位でいいんじゃないですか」今後はヒジ無しを含めて、活躍していく構えを示していた。

 


▼第8試合 ライト級3分5R(延長1R)

 

〇安本晴翔(橋本道場/元KNOCK OUT-REDフェザー級王者、WBCムエタイ⽇本統⼀フェザー級王者)

●髙橋聖人(TRIANGLE/元NKBフェザー級王者)

判定2-0 ※49-49、49-48×2

 

 

 安本はWPMF世界フェザー級王座、KNOCK OUT-REDフェザー級王座など様々なタイトルを獲得してきた新世代の天才児。今年3月には『K-1 WORLD GP 2023 ~K’FESTA.6~』にて行われたK-1対抗戦で、斗麗に判定勝利。その高いポテンシャルをアピールした。

 対する髙橋は第15代NKBフェザー級王者で、関西のみならず東京でも注目を集める“髙橋3兄弟”の三男。今年2月には『NO KICK NO LIFE』で勝次とドローの激闘を繰り広げている。

 

 1Rから爆発力を見せる安本がボディへのパンチからのコンビネーションで攻め立てる。序盤は後手に回ってしまう高橋だが、ガードを固めて倒れない。淡々とローやカーフで安本を削りにかかる高橋。

 2Rもバリエーションを見せる安本だが、少しずつ高橋も対応してきた様子。高橋はパンチのヒットも欲しいが、ボクシングテクニックでは安本が上回る。

 3R、階級差からか安本の手数がやや落ち始める。ローやミドルなどしなやかな蹴りで高橋をけん制していくが、徐々に高橋の圧力に下がり出す。とはいえ、高橋もポイントを明確に取るほどのビッグヒットは与えられない。しかし、高橋はローやカーフは徹底的に蹴り続ける。

 4Rになると、右の縦ヒジを近距離で見舞い、左ボディフックやテンカオなど様々な引出しで攻める。しかし、高橋も安本の攻撃に慣れてきたか、頭を動かしパンチを避けつつ、ローを蹴り返す。

 

 5Rには高橋のローが安本の足を捉えて、安本はややダメージを感じさせる。しかし、高橋は明確なダメージを与えるまでには至らず。ジャッジ2者が序盤に多様な技を見せつけた安本を支持、安本が判定勝利を収めた。


▼第7試合 ライト級3分5R(延長1R)

〇勝次(藤本ジム/WKBA世界スーパーライト級王者)

●浅川大立(マイウェイスピリッツ/INNOVATION 元フェザー級王者)

判定3-0 ※三者とも48-47

 

 プロデビュー20年のベテラン・勝次は”大激闘男”と呼ばれ、2015年に新日本キックライト級、2019年にWKBA世界スーパーライト級の王座を獲得している。

対する浅川は2019年に網膜剥離のため長期戦線離脱することとなりINNOVATIONフェザー級王座を返上、昨年10月に3年8か月ぶりの復帰を果たし、今回が復帰3戦目となる。

1Rから左右フックでアグレッシブに攻める浅川。勝次は浅川の様子を伺いつつ、丁寧に左ジャブを突き刺す。2Rにはパンチテクニックで上回る勝次がワンツーをクリーンヒットさせて、2度のダウンを奪う。これで勝負ありかと思われたが、浅川はゾンビのような回復度合いで立ち上がる。

 

 3R以降には近距離でバチバチの打ち合いに挑む両者。浅川は近距離での削り合い、殴り合いを仕掛け、勝次もそれに応じる。会場からは大歓声。しかし、4Rには勝次のローでダメージを感じさせる浅川。

 5Rには、勝次がテクニカルなカウンターフックを的確にヒット。それでも浅川は最後まで打ち合いを辞めず、年間ベストバウト級の激闘となった。浅川はヒジ打ちで最後まであきらめず勝負を仕掛けていった。ジャッジは3者とも2度のダウンを奪った勝次を支持、勝次が判定勝ちを収めた。


▼第6試合 72.6kg契約 3分3R

●光成(ROCK ON/ジャパンキックミドル級王者)

〇馬木樹里(岡山ジム/INNOVATIONスーパーウェルター級王者)

判定3-0 ※三者とも28-30

 

 


▼第5試合 73kg契約 肘打ちなし 3分3R

〇RYOTARO(龍生塾/シュートボクシング協会/第8代ACCELミドル級王者)

●髙木覚清(RIKIX)
判定0-3 ※三者とも30-28


▼第4試合 JAPAN KICKBOXING INNOVATIONフライ級王座認定試合 3分5R(延長1R)

●アンTigerジンソップ(ソンタンTeam Ship/KICK HERO‘Sスーパーバンタム級王者)

〇北山 善(岡山ジム)
判定0-3 ※43-50×2、42-50

※北山がイノベーションフライ級王者に


第3試合 タムラグループpresents NO KICK NO LIFEバンタム級賞金トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)

×麗也(治政館ジム/元ISKAインターコンチネンタル&新日本フライ級王者)

○HIROYUKI(RIKIX/シュートボクシング日本バンタム級2位、元新日本フライ級&バンタム級王者)

判定0-3 (29-30/29-30/29-30)

 

 一回戦で麗也は神助と5Rドローだったが、公式記録外の延長Rに判定3-0で支持され準決勝に駒を進めた。HIROYUKIは一回戦で國本真義の右ローに苦しみつつも判定勝ちしている。

 1R、HIROYUKIがプレッシャーをかけ、麗也が距離を取り、お互いミドルとローを蹴り合うが、まだ均衡は崩れない。2R、麗也が序盤に左右のボディを的確に当て、少し優位になるが、HIROYUKIは崩れず、ミドル、ローを随所で返す。麗也も膝やローを返し、五分で渡り合う。記者採点はここまでイーブン。2者はイーブン、1者はHIROYUKIを支持する。3R、なかなか均衡が崩れなかったが、お互いじわじわ攻撃を増すと、終盤、HIROYUKIの右ハイがさく裂する。ひるんだ麗也に、HIROYUKIが肘も当てると、麗也は側頭部を切り出血する。記者採点はHIROYUKI。合計29-30でHIROYUKI。ジャッジ3者ともHIROYUKIを支持し、HIROYUKIが決勝に駒を進めた。


第4試合 有限会社トータルプランニングルミナス presents 53㎏賞金トーナメント ZAIMAX MUAYTHAI オープンフィンガールール 準決勝戦 Aブロック 3分3回戦(延長1ラウンド)

 

○ 平松 侑(ヒラマツ・ユウ/岡山ジム/INNOVATIONバンタム級王者/53.16→53.0kg)

× MASA BRAVELY (マサ・ブレブリー/BRAVELY GYM/M-1バンタム王者、WPMFインターナショナルスーパーフライ王者、スックワンキントーンスーパーフライ王者、元WMCスーパーフライ王者/52.8kg)

判定3-0(29-28、29-28、29-28) 平松が決勝戦進出

第2試合 タムラグループpresents NO KICK NO LIFEバンタム級賞金トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)

 ×山田航暉(キング・ムエ/元WMC日本スーパーフライ級王者)

○花岡 竜(橋本道場/RISEスーパーフライ級3位、元KNOCK OUT-BLACK同級王者、元INNOVATIONフライ級王者、岡山ジム主催ZAIMAX MUAYTHAI OFG着用53kgトーナメント’22優勝)

1R 1’31” KO (左飛び膝蹴り)

2ラウンド、カウンターのヒジ打ちを狙う平松。右ボディフックを強振直撃させるMASA。激しく打ち合い始めた最中、突如として強く打ち抜いた平松の右ストレートを喰らいMASAが後ろ向きに棒立ちに倒れダウン。深いダメージは感じさせないものの痛恨。その後も強い右のパンチとキックを振るう平松。2ラウンド終了時の採点発表は当然ジャッジ三者とも平松支持。

3ラウンド、後がないMASAは積極的に益々前進。その中で左ボディーストレートを痛打したMASAの一撃の後、平松が体をよじる。ダメージがあったのかもしれない。一気呵成に攻めようとするMASAだが、鋭い右パンチを繰り出す平松が思うように攻めさせはしない。偶発的なMASAの下腹部への反則蹴りで中断もあったが、試合終了間際、首相撲になり組み伏せたのは平松。

 

試合終了、判定は三者とも29-28で平松が見事なユナニマスデシジョンで勝利し、以前、KO負けを喫した敗北のリベンジも果たし、ZAIMAXトーナメント決勝戦進出を決めた。


第3試合 72kg契約 3分3回戦 肘打ちなし

 

× TAKUYA(ナックルズGYM/71.55kg)

○ 馬木 樹里(岡山ジム/71.95kg)

判定0-3(27-30、27-30、27-30)

身長191cmのサウスポー馬木と171cmのオーソドックスTAKUYA。試合開始直後から左ミドルキックを強振し、その後、左まわし蹴りの三日月蹴り、前蹴りの三日月蹴りを単発ながら盛んに繰り出す馬木。それに成す術のないTAKUYAは、左蹴りをアームガードする右腕ごともっていかれて早くも赤く腫れあがらせている。

 

2ラウンドには、馬木がパンチもヒットしTAKUYAは鼻血。最終回も同様の展開、ジャッジ3者とも30-27フルマーク、一方的な馬木の判定勝利となった。

 

馬木のマイク:なんとか勝ちましたが、まだまだ頑張るので応援よろしくお願いします! ここにいる(実弟の)メリ(馬木愛里)も復帰するかもしれないので期待しないで待っていてください。岡山ジムの皆、つないだからな、かませよ!


第2試合 58.5kg契約 3分3回戦 肘打ちなし

 

× 颯大(米子ジム/57.7kg)

◎ 白鳥 光希(正道会館KCIEL/58.25kg)

KO 1ラウンド 2分15秒

 

ゴングから速攻で重いパンチを連打で振るうオーソドックスの颯大の左フックで軽くヒザを落とす右構えの白鳥。常に重いパンチの連打で前に出る颯大。赤コーナーペースで試合が進む中、突如として激しくパンチで打ち合った白鳥の右ストレートが直撃し颯大ダウン。一度は立ち上がるも振らついて尻餅をついた様子を見てレフェリーは試合をストップ。白鳥の見事なワンパンチKO勝利。


第1試合 52kg契約 2分3回戦 肘打ちなし

 

○ 亜々斗(キックボクシングジム井上道場/51.35kg)

× 長棟 匠政(岡山ジム/51.85kg)

判定3-0(30-27、30-28、30-29)

 

開始から終始積極的にパンチと右ローキック中心のコンビネーションを出し続けるオーソドックスの亜々斗。同じく右構えの長棟は時折右ストレートや右ハイキック、右ヒザ蹴りなどをヒットさせるが単発。2ラウンド終了時の採点発表はジャッジ3者とも赤コーナーを支持。最終回も亜々斗が口を開けて呼吸が苦しそうな様相を見せながらも手数を止めずに判定勝利。


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