JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定
第8回 岡山ジム主催興行
主催:岡山ジム
認定:JAPAN KICKBOXING INNOVATION
日時:2022年3月13日(日)12:30開場 13:00開始
会場:コンベックス岡山・大展示場
(岡山市北区大内田675番地)
後援:岡山市
第11試合/有限会社トータルプランニングルミナス presents 53㎏賞金トーナメント ZAIMAX MUAYTHAI オープンフィンガールール 決勝戦 3分3回戦(延長1ラウンド)
× 平松 侑(ヒラマツ・ユウ/岡山ジム/INNOVATIONバンタム級王者/53.16→53.0kg)
◎ 花岡 竜(ハナオカ・リュウ/橋本道場/KNOCK OUT BLACKスーパーフライ級王者、前INNOVATIONフライ級王者/52.8kg)
KO 1ラウンド 1分37秒
*花岡がトーナメント優勝し賞金50万円を獲得
※ファイトマネーと別のボーナス50万円の内訳は、KO賞キャリーオーバーと1ラウンドKO賞を含む合計が20万円、優勝賞金30万円。
余裕で花道を歩む花岡、何故かギャングスタイルの扮装で現れた平松、いよいよ決勝戦。平松の顔には腫れが見たれるが、試合中には痛まっていたように見えた花岡の顔面はほぼ無傷。試合開始直前、花岡は準決勝戦と同じくコーナーで飛び上がりドンとマットを叩く。
開始から異様に速い花岡の左ローキックが放たれ、それは想定済みと慎重に試合を組み立てようとする平松。その逡巡を見透かすかのようにスピーディーに動く花岡。
と、そこで突如、大きく踏み込んだ花岡の右ストレートがボディーを直撃。尋常ならぬ倒れ方で平松ダウン。
脳震盪でもない為、立ち上がることもあるかと思われた平松だが、マウスピースを吐き出さんばかりに苦悶を続け、立ち上がろうとするも不能。ゆっくりとカウントを数えるレフェリーがテンカウントアウト。あまりに鮮やかさに呆気にとられた観客。破顔一笑の花岡の輝きが際立って強くなる。
その後の取材で平松は、腹ではなく肺を打ちぬかれ非常な呼吸困難に襲われていたそうだ。オープンフィンガーグローブだからこそ成せる一撃か? あまりに突出した花岡の優勝は、誰もが認めざるを得ない圧倒的なものとなった。
花岡のマイク:
オープンフィンガーグローブにワンデイトーナメント、もうやりたくありません!(笑) 日々の練習の成果が出せました。日本中のチャンピオンを全員倒します! 応援、よろしくお願いします!
試合後のコメント:
オープンフィンガーグローブのワンデイトーナメントへの挑戦、石井一成選手へのチャレンジに続いてドキドキの試合でしたが、皆さんの応援のお陰をもちまして優勝することができました! まずは、ここまで育てていただいた橋本敏彦師範、続いて自分をリングに上げていただいたプロモーションに御礼申し上げます。ありがとうございました! そして、今後は更なる挑戦、もっともっと強い相手に挑みます! 今後は、お世話になっているプロモーションで自分とやりたい選手の挑戦を受けます。ですが、半分は僕より強いと思われる選手にチャレンジすべく、橋本師範のGOサインをいただけば、どこのリングにでも上がります! 最強と信じる橋本道場という列車があり、そこへ行くレールは見えています。皆さま、僕がどこまで行けるのか、走り切る燃料をください! それはあらゆる応援です! よろしくお願いいたします!
第10試合 セントラルグループ presents セミファイナル INNOVATIONフライ級(50.8kg)王者認定戦 3分5回戦(延長1ラウンド)
× スダ456(スダ・ジゴロ/BRING IT ON PARAESTRA AKK/MuayThaiOpenスーパーフライ級6位/50.8kg)
◎ 平松 弥(認定対象選手/ヒラマツ・ワタル/岡山ジム/INNOVATIONフライ級9位/50.8kg)
TKO 3ラウンド 2分38秒 ドクターの検診を受けた上のレフェリーストップ
セミファイナルのここから舞台演出も派手になり一気に興行の盛り上がりが加速。地元からタイトルマッチに挑む平松入場に「わっくん!」と女性の声援が多数飛ぶ。
その期待にこたえるかのように試合開始早々にピュンピュンと矢継ぎ早のパンチコンビネーションを振るう平松。そこに右ローキックなども織り交ぜ好調の様子だったが、重厚にこれを受け止め狙いすました右ストレートを振るうスダの拳が重い。ラウンド終盤には、右ストレートのダブルをヒット。だが、平松も鋭い右ハイキックを掠らせる。
2ラウンド、ベテランらしく隙のないスダは、組まれても負けず反撃の隙を窺っている。突如として左回転ヒジ打ちを高速であわせるスダ。時折返す右パンチがやはり重い。
3ラウンド、流れを変えるかのように平松がパンチを速射砲、更に右ハイキック。それにヘビーなワンツーを返すスダ。5回戦をじっくりと戦うスダの様相に対し平松はスピードを落とさない。激しく打ち合いを仕掛ける中、平松の左ヒジ打ちがクリーンヒット。ドクターチェックに入るとすぐに中止を勧告する医師。即座にレフェリーは試合を終了させる。スダの傷はかなりのもので救急車で病院に駆け込んだ。
この勝利により新INNOVATIONフライ級王者に認定された平松は、現役バンタム級王者である兄・侑と共に兄弟同時INNOVATIONチャンピオンのなるという栄冠を無敗の17歳ながらにして故郷で掴んだ。
平松のマイク:こんな素晴らしい機会をいいただいた田村社長、馬木会長、スポンサーや応援していただいている皆さん、ありがとうございました! サポートのおかげでここまできました。ですが、このベルトが最終目標ではありません。高校生のうちに世界のベルトを巻きます! 毎日鍛えてくれたウッさん(タイ人トレーナー)、もうすぐ帰国されますが、また戻ってくる日までにもっと強くなります! この後は、お兄ちゃん(平松侑)が決勝戦です。ガンバレー! これからももっと応援をよろしくお願いします! 後悔はさせません!
第9試合 幸輝興業株式会社 presents 72kg契約 3分3回戦 肘打ちなし
× 剛王(ゴウオウ/TEAM GOH→/GLADIATOR武士道ミドル級王者、JAPAN CUPミドル級王者/71.8kg)
◎ 高木 覚清(タカギ・カクシ/RIKIX/元INNOVATIONスーパーウェルター級5位/71.95kg)
KO 1ラウンド 1分4秒
サウスポーだったはずの剛王が試合開始からオーソドックススタイルでワンツーを強振。これに動揺することなく打ち合いに応じる高木。途端に左構えに戻す剛王。コーナーに詰まる剛王がそこでまた激しく乱打戦に応じると思われた途端、高木の右ストレート、豪快な一撃が顎を直撃。剛王は前のめりに昏倒して絵に描いたような一撃KOの約1分の秒殺劇。沢山の高木応援団が嬌声を上げた。
高木のマイク:(涙ぐみながら)あのー、ずっと欠場になっちゃって、それでもチャンスをもらって、それに賭けて、けど、また一週間前に欠場とかあって、今日、会場に来るのも怖かったけど、皆の応援が力になってくれました。これから頑張って、RISEの70kgでやり返さなきゃいけない相手もいるし、応援、よろしくお願いします!(泣笑)
第8試合 ONE GROUP presents 55.5kg契約 3分3回戦
◎ 加藤 有吾(カトウ・ユウゴ/RIKIX/岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント優勝、WMC日本スーパーバンタム級王者/55.35kg)
× 壱・センチャイジム(イッセイ・センチャイジム/センチャイムエタイジム/ルンピニースタジアム認定日本バンタム級王者/55.4kg)
KO 3ラウンド 2分42秒
2021年1月17日、ZAIMAXトーナメント決勝戦で激闘を繰り広げた両者が1年越しの再戦。入場でイケメンぶりを存分にアピールする壱と、短髪を蛍光緑に染め上げSFチックなサングラスをかけて花道を武骨に歩く加藤がキャラクター好対照。
試合開始早々に主武器の左ミドルキックを振るう壱。これを知り尽くしたかのように右ローキックを無機質に返す加藤。リーチの差を苦ともせず加藤がステップインしては左ボディフックの強振から始まるパンチの上下ラッシュを度々試みる。これに軽やかなパンチを被せる壱だが、パワー差は相当加藤有利にある。
2ラウンド、飛び込みコンビネーションブローを叩き込みたい加藤のそれがヒットして壱は鼻血を出す。組技に持ち込むと壱は投げて落とそうとするが、加藤がこれを耐えて逆に上になって叩き落す。打ち合いの中、強烈な右パンチに顔をゆがめる壱。最終回前の採点発表はジャッジ全員加藤を支持。
3ラウンド開始早々に飛び込んでパンチを放つ加藤の攻撃がバチっと炸裂音を叩き出す。そこからまた大きく飛び込んで左フックの加藤強打にたまらず壱ダウン。かなり深刻なダメージがある様だが立ち上がった壱に容赦なくラッシュを波状攻撃する加藤。ロープで防戦一方になる壱に突如として飛び上がって右ヒザ蹴り一閃の加藤。これが残酷なほどのクリティカルヒットとなり、カウント不要の衝撃的なノックアウト、加藤の激勝となった。
第7試合 株式会社ミズケイ presents 61kg契約 3分3回戦
◎ トン・フェロージム(タイ/元タイ国イサーン地区バンタム級王者/60.9kg)
× 翔貴(ショウキ/岡山ジム/INNOVATIONフェザー級4位、元ルンピニースタジアムジャパン認定日本フェザー級王者/60.95kg)
KO 2ラウンド 1分50秒
試合直前に対戦予定だった葵拳士郎の負傷欠場により代打を引き受けたのは、在日タイ人のトン。だが、トンの肉体は引き締まり普段からの不断鍛錬が窺えるプロ具合。
地元出場で張り切る翔貴は、右カーフキックをきっかけに打ち気にはやる。右足払いを堪えられてからの左バックハンドブローなどセンスのある動きを披露する翔貴。対するトンは冷静沈着で、お返しに連打するパンチのスピードが相当に速い。ラウンド終盤、翔貴の右飛びヒザ蹴りをバックステップでかわすと着地地点にワンツーの強振を合わせるといった技巧の高さも見せるトン。
2ラウンド、翔貴の前蹴りを払って深く踏み込んだ右テンカオが強いトン。その後、首相撲で完全に捕らえ、翔貴は両腕を腹の前に重ねる悪手。左ヒザ蹴りの痛打を受けてダウン寸前に見えたが、それを振りほどいて強烈な左ボディーブローを連打する奮闘。だが、トンのヒザが金的に当たる偶発蹴りで休んだ翔貴は、再開直後、ロープ際、首相撲に捕まり左ヒジ打ちを一閃され裂傷を負って流血しながら昏倒。その様子を見たレフェリーは試合をストップした。
戦慄のKO劇を演じながら仲間と一緒に無邪気に喜ぶトンの笑顔とのギャップが強さを滲ませていた。
第6試合 INNOVATIONスーパーバンタム級(55.34kg)王座次期挑戦者決定戦 3分3回戦(延長1ラウンド)
○ 元山 祐希(モトヤマ・ユウキ/武勇会/ICOインターコンチネンタルフェザー級王者、INNOVATIONスーパーバンタム級3位/54.6kg)
× MASAKING(マサキング/岡山ジム/INNOVATIONスーパーバンタム級8位/54.9kg)
判定3-0(30-28、30-28、30-28) 元山が次期INNOVATIONスーパーバンタム級タイトル挑戦権を獲得
KO 2ラウンド 1分50秒
2021年9月26日、岡山ジム主催興行ナンバーシリーズのスピンオフイベント「ROAD TO ZAIMAX MUAYTHAI 2021」のメインイベントでダウンを奪い合う大激戦の判定ドローとなった組合せ。
共にオーソドックス。両者右ローキックを打ち合う。MASAKINGは左前蹴りを三日月蹴りに固めて、振りの大きい右ストレートを明らかなKO狙いで強振する。右バックハンドブローの大技を含めてガッチリと両腕でガードする元山は、フィジカルの強さを感じさせる安定感あり。
2ラウンドに入ると打倒に走るMASAKINGと堅実に攻防バランスを計る元山の間で拮抗が崩れてくる。要所で元山が細かいパンチのコンビネーションを仕掛けると、直撃はもらわなくともMASAKINGの体力ゲージが少しずつ減っていく感じがした。3ラウンド突入前に発表された中間採点は、ジャッジ三者とも元山リードとのこと。
これを挽回すべく攻撃に焦るMASAKINGは、スタミナ切れの様子も垣間見えて、逆に勢いを増す元山との差が歴然としてくる。それでも一発強打を狙うMASAKINGは、細かく返す元山の右ローキックや右ヒジ打ちを度々被弾。試合終了。判定は30-28が3つと、2ラウンド後から差が開いての元山勝利となった。
第5試合 有限会社トータルプランニングルミナス presents 53㎏賞金トーナメント ZAIMAX MUAYTHAI オープンフィンガールール 準決勝戦 Bブロック 3分3回戦(延長1ラウンド)
○ 花岡 竜(ハナオカ・リュウ/橋本道場/KNOCK OUT BLACKスーパーフライ級王者、前INNOVATIONフライ級王者/52.8kg)
× HIROYUKI(ヒロユキ/RIKIX/元新日本バンタム級王者、元新日本フライ級王者/53.0kg)
判定3-0(30-28、30-27、30-28) 花岡が決勝戦進出
優勝候補トップ2が激突する準決勝戦。以前の試合は判定1-1のドロー。青コーナーHIROYUKIは、ベラランらしいリラックスした入場。今年1月、最強王者、石井一成から超大金星を上げた花岡は淡々としかしながら笑顔のリングイン。試合開始直前、HIROYUKIがコーナーでロープを掴んだまま大ジャンプからリングマットをドンと踏みつけると、返すように花岡もジャンプ一閃の大音量ドン。
オーソドックス同士の両者は、ゴングからすぐに激しくジャブの応酬。その中で突如繰り出す花岡の顔面ヒザ蹴りが飛び出しナイフのような鋭さで驚くが、かつて知ったるHIROYUKIは涼しい顔でかわす。HIROYUKIは複雑なフェイントから右ローキックの強打を度々ヒットさせパワーが上位にあることを見せつける。それにしても互角の攻防。尋常なく高レベルの技術戦。
2ラウンド、いきなり右ストレートを振る花岡の拳が軽やか。しかし、花岡の左顔面に腫れが見られ、これはHIROYUKIの右ストレートによるものか。息もつかせぬ超速の攻防が続く中、長距離砲の右ボディーストレートから大きく踏み込んだ左ストレートの矢継ぎ早を直撃されHIROYUKIが後方に真っすぐ倒れ鮮やかなダウン。すぐに立ち上がったHIRIOYUKIに深いダメージは見られないが、顔には「やられた」と浮かび上がっているように見えた。取り戻すべく積極性を加速させるHIRIOYUKIだが、前進から組み技に移行するとマットに叩きつけられる。
3ラウンド、言わずもがな採点発表は3-0の花岡。逆転を狙うHIRIOYUKIの前進に合わせる花岡の左パンチが硬くベストの距離を取らせない。それでも打ち合いにいくHIRIOYUKIに花岡もディフェンス力を高めながら応戦しスリリングな場面が続く。その中でHIRIOYUKIの顔面がオープンフィンガーグローブ独特の瘤だらけの腫れ具合で朱に染まる。HIRIOYUKIの起死回生を狙う左飛びヒザ蹴りをガッチリとかわしながら受け止めてマットに叩きつけるなど打撃以外でも異常なほど高い花岡のテクニックが光る。試合終了のゴングが鳴った途端、コーナー近くで転倒していたHIRIOYUKIは、天を仰ぎ、判定結果を聞く前に自身の敗北を噛み締めていたように見えた。
前回(2021年2月24日)は引き分けた強敵に完勝の花岡が盤石の決勝戦進出。
第4試合 有限会社トータルプランニングルミナス presents 53㎏賞金トーナメント ZAIMAX MUAYTHAI オープンフィンガールール 準決勝戦 Aブロック 3分3回戦(延長1ラウンド)
○ 平松 侑(ヒラマツ・ユウ/岡山ジム/INNOVATIONバンタム級王者/53.16→53.0kg)
× MASA BRAVELY (マサ・ブレブリー/BRAVELY GYM/M-1バンタム王者、WPMFインターナショナルスーパーフライ王者、スックワンキントーンスーパーフライ王者、元WMCスーパーフライ王者/52.8kg)
判定3-0(29-28、29-28、29-28) 平松が決勝戦進出
SARAのオリジナル入場テーマで長尺のリングイン、ガウンの後ろには不撓不屈の四文字、地元の平松は気合いが見て取れる。
サウスポー同士の両者、平松は右ジャブ、MASAは左ミドルキックが中心。軽快にジャブと早い左右のキックを繰り出す平松と重厚な左ミドルキックを蹴りながらじわじわと前に出続けるMASA。平松の変則右ハイキックが掠るなどしながらも1ラウンドは互角の様相。
2ラウンド、カウンターのヒジ打ちを狙う平松。右ボディフックを強振直撃させるMASA。激しく打ち合い始めた最中、突如として強く打ち抜いた平松の右ストレートを喰らいMASAが後ろ向きに棒立ちに倒れダウン。深いダメージは感じさせないものの痛恨。その後も強い右のパンチとキックを振るう平松。2ラウンド終了時の採点発表は当然ジャッジ三者とも平松支持。
3ラウンド、後がないMASAは積極的に益々前進。その中で左ボディーストレートを痛打したMASAの一撃の後、平松が体をよじる。ダメージがあったのかもしれない。一気呵成に攻めようとするMASAだが、鋭い右パンチを繰り出す平松が思うように攻めさせはしない。偶発的なMASAの下腹部への反則蹴りで中断もあったが、試合終了間際、首相撲になり組み伏せたのは平松。
試合終了、判定は三者とも29-28で平松が見事なユナニマスデシジョンで勝利し、以前、KO負けを喫した敗北のリベンジも果たし、ZAIMAXトーナメント決勝戦進出を決めた。
第3試合 72kg契約 3分3回戦 肘打ちなし
× TAKUYA(ナックルズGYM/71.55kg)
○ 馬木 樹里(岡山ジム/71.95kg)
判定0-3(27-30、27-30、27-30)
身長191cmのサウスポー馬木と171cmのオーソドックスTAKUYA。試合開始直後から左ミドルキックを強振し、その後、左まわし蹴りの三日月蹴り、前蹴りの三日月蹴りを単発ながら盛んに繰り出す馬木。それに成す術のないTAKUYAは、左蹴りをアームガードする右腕ごともっていかれて早くも赤く腫れあがらせている。
2ラウンドには、馬木がパンチもヒットしTAKUYAは鼻血。最終回も同様の展開、ジャッジ3者とも30-27フルマーク、一方的な馬木の判定勝利となった。
馬木のマイク:なんとか勝ちましたが、まだまだ頑張るので応援よろしくお願いします! ここにいる(実弟の)メリ(馬木愛里)も復帰するかもしれないので期待しないで待っていてください。岡山ジムの皆、つないだからな、かませよ!
第2試合 58.5kg契約 3分3回戦 肘打ちなし
× 颯大(米子ジム/57.7kg)
◎ 白鳥 光希(正道会館KCIEL/58.25kg)
KO 1ラウンド 2分15秒
ゴングから速攻で重いパンチを連打で振るうオーソドックスの颯大の左フックで軽くヒザを落とす右構えの白鳥。常に重いパンチの連打で前に出る颯大。赤コーナーペースで試合が進む中、突如として激しくパンチで打ち合った白鳥の右ストレートが直撃し颯大ダウン。一度は立ち上がるも振らついて尻餅をついた様子を見てレフェリーは試合をストップ。白鳥の見事なワンパンチKO勝利。
第1試合 52kg契約 2分3回戦 肘打ちなし
○ 亜々斗(キックボクシングジム井上道場/51.35kg)
× 長棟 匠政(岡山ジム/51.85kg)
判定3-0(30-27、30-28、30-29)
開始から終始積極的にパンチと右ローキック中心のコンビネーションを出し続けるオーソドックスの亜々斗。同じく右構えの長棟は時折右ストレートや右ハイキック、右ヒザ蹴りなどをヒットさせるが単発。2ラウンド終了時の採点発表はジャッジ3者とも赤コーナーを支持。最終回も亜々斗が口を開けて呼吸が苦しそうな様相を見せながらも手数を止めずに判定勝利。